さて、俺がマッチングアプリを本格的に使っていたのはもう1年以上前になる。というのも、今は素敵な人と出会って、マッチングアプリを使う必要がなくなってしまったからだ。
だが俺のマッチングアプリ歴自体は長い。数年で多種のアプリを使用していたため、その過程で経てきた変化を肌で感じてきた。
今回はマッチングアプリに対する社会や人の価値観の変化について語っていきたいと思う。
変わったこと
- マッチングアプリに対する人々の見方
- 利用者層
マッチングアプリに対する人々の見方
要するにマッチングアプリが市民権を獲得してきたということだ。
一昔前、少なくとも5年前くらいはマッチングアプリでの出会いは、他人に言いづらい出会い方であり、親族になんてとても言い出せるものではなかった。
しかし、コロナを経てマッチングアプリでの出会いが浸透し、出会い方の一つの方法として確立した結果、他人にもマッチングアプリで出会ったと言うことに抵抗がない人が増えてきた。俺の周りでもマッチングアプリで出会って結婚した友人を何人も知っているし、妹の世代も彼氏彼女をマッチングアプリで作ることはまったく普通であると聞いている。
逆に言うと、コロナがなければマッチングアプリがここまで社会に受け入れられることはなかったのではないかと感じるところもある。
コロナでサークルや部活、合コンといった出会いのきっかけが壊滅的に減少した結果、それにとって代わる存在としてマッチングアプリが台頭してきた。
また、Z世代のタイパやコスパを重視するといった価値観もマッチングアプリの普及に貢献していると思う。今までは大学生や20代社会人の出会いの多くは友達の紹介や合コンを酒の場を使って執り行うことだったと思うが、これは時間もお金もかかるし、友達を介している以上、関係を無下にできない。そのため、ズルズル連絡を取り続けるような無駄な時間が必要以上に生じてしまう。ここにメスを入れたのもマッチングアプリだと、俺は思う。
利用者層
以前までは出会いも出会いの場もなく、消去法でマッチングアプリを利用していた人が多かった。しかし今は違う。出会いの方法の選択肢の一つとしてマッチングアプリが堂々と君臨している。つまり、陽キャラから陰キャラまで、若い人は10代から利用するのが当たり前になった。
これはマッチングアプリが市民権を獲得したことが大きな要因だと思う。幅広く受け入れられるようになり、多くの人が利用するようになったわけだ。
こうなると競争も加速してくる。今までは少ない人間の利用だったが、より多くの人が利用することにより出会いの競争が起きやすくなった。しかも、アナログな出会いとは違い、デジタルの出会いだ。人気会員が明確に表示されてしまうため、モテの可視化が進んでしまった。
モテ格差社会の到来
モテの可視化はつまるところ恋愛格差を作り出してしまう。マッチングアプリというデジタル媒体でのモテの数字化によって、モテる人はよりモテるようになりモテない人はなかなかモテない傾向が強くなってしまった。これは恋愛の選ぶ側の女性の持つ特性が大きく関わってくる。
女性は男性を選ぶ際に、この人はモテるかどうかを無意識的にみている。モテない男性との間にできた子供は、モテない子になるかもしれないからだ。一方でモテる男性との間にできた子供はモテる子になる可能性が高くなる。自分の遺伝子を後世に残していくために、女性は無意識的に審査してしまっている。
男のモテに関する記事はこちらにまとめているので、よかったら見てほしい。
話を戻そう。デジタルなマッチングアプリでは、いいねの数が明確に数字であらわれる。つまりモテの指標が具体的に示されているのだ。女性はこのいいねの数をもとに男性を選ぶ。いいねが多い男性が、どんどんモテるようになるという構図だ。
変わらないこと
圧倒的な女性優位構造
変な人が多い
この二つはおそらく今後も変わることはないだろう。どんな媒体であっても恋愛において女性が優位構造であることは揺るぎない事実だし、マッチングアプリ使用者数が増えればその分変な人の母数も増えるわけで。
変わらないものもあるね。
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