最近、当たり前の出会い方になっているマッチングアプリ。東京都がマッチングアプリを運営するまでに勢いづいている業界だ。
今日はそのマッチングアプリが市民権を獲得するに至るまでの歴史を簡単にまとめていきたいと思う。
マッチングアプリの変遷
出会い系サイト

マッチングアプリの前身はスマホ以前のガラケーの時代にも存在していた。
スタービーチがそれに該当するだろう。
スタービーチは出会い系掲示板、いわゆる出会い系サイトなので正確にはマッチングアプリではないんだが、前身として語っていく。
スタービーチは、メッセージとメールアドレスを掲示板に記載することで異性とやりとりができた。
出会い方としてはかなり原始的という感じ。
出会い系サイトと聞くと、あまり良いイメージがわかないのは、このサイトが援助交際に利用されてしまった経緯があるからだろう。
マッチングアプリの登場

海外で先に登場したマッチングアプリだが、日本にも遅れて登場した。
その皮切りが”マッチ・ドットコム”だ。
その後、2010年代にPairs(ペアーズ)やtapple(タップル)、wih(ウィズ)といった、今では最も有名になっているマッチングアプリのサービスも開始され、マッチングアプリ戦国時代に突入していく。
2010年代のマッチングアプリの印象

この頃のマッチングアプリの印象は、はっきり言って良くなかった。
なぜなら出会い系サイトのイメージがマッチングアプリにも継承されていたからだ。
いかがわしい出会いの場なんだろうとか、変な人しかいないとか、
そういったイメージが人々の中にあった。
コロナの影響

個人的には、コロナがマッチングアプリをより多くの人たちに普及させたと考えている。
コロナによって、人の出会いの場に行くことが少なくなり、出会いの機会が失われていたからだ。
合コンや友人の紹介が難しくなっている中、マッチングアプリが密かに加熱し、使用する人が増え、マッチングアプリをきっかけに結婚する人が続出することで、市民権を得る今に至るといった具合だ。
Z世代の影響

今の20代を中心とするZ世代の影響も大きいと考える。
というのも、Z世代はタイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)を重視した効率性を重視する人が非常に多いからだ。
恋人を見つけるという行為は、効率が悪いことがほとんど。
例えば友達の紹介にしても、合わない人だったとしても、紹介者の顔を立ててやり取りをしなければいけない。また、複数人で会うことになるから予定のセッティングも大変だ。
また、仕事とプライベートは切り離して考えたいと思っており、職場では出会いたくないと考える人たちも多い。
普段仕事をしている人が職場以外で出会うとなったら、選択肢はそう多くはない。
そんなZ世代にマッチングアプリはとても良く刺さったと言える。
まとめ
以上、今回はマッチングアプリが人々に受け入れられるようになるまでの歴史をまとめてみた。
受け入れられるようになるにはいくつかの要因が重なった結果とも考えられるので、人生って面白いなと思う今日この頃だ。
コメント